
治験コーディネーターの薬剤師#01

病棟薬剤師を経験し、平成18 年からCRCに。現在、日本臨床薬理学会の「認定CRC」の取得を目指している
手稲渓仁会病院薬剤部・治験管理センター(北海道札幌市)
伊東 孝子さん
平成12年・薬学部卒業 北海道小樽潮陵高校出身
治験を円滑に進めるためにきめ細かな調整を行います
治験コーディネーター(CRC)とは、治験に協力いただく患者さんや、医師、看護師、検査技師などの医療スタッフ、依頼主である製薬会社と連携して、治験を円滑に進めるためのサポートをする仕事。診察や検査日程の設定、検査内容の確認など、きめ細かな調整を行います。
患者さんの理解と協力を得るのも治験コーディネーターの役割です
患者さんに治験の計画と目的、検査内容、副作用の可能性などをていねいに説明し、理解と協力を得ることも、治験コーディネーターの大切な役割です。そのために必要な資料作成なども行います。
最近、国際共同治験が増加。薬剤師には英語力も必要です
この仕事には、薬はもちろん疾患や検査の知識、患者さんとのコミュニケーション方法など、あらゆる経験が役に立ちます。最近は、国際共同治験が増えてきましたので、薬剤師は今まで以上に英語力が求められるようになっています。
●ある1日のスケジュール
【午前】
朝は治験管理センター内でのミーティングからスタート。前日に対応した治験に協力いただいている患者さんの情報を全体で共有。その後、患者さんの診察に同席して体調などを確認し、次回の診察日や検査日を設定。
【午後】
翌日に病院に来る患者さんのスケジュールを確認。検査内容にモレがないかなどをチェック。新たに治験に協力してくださる患者さんが居る場合は、治験の目的や全体のスケジュールなどを説明。その他、製薬会社の担当者との打ち合わせなど。
【夕方〜】
製薬会社に提出するための患者さんごとの治験データを、医師と検討し報告書に記載。業務終了後、薬の講演会があれば出席。また、薬剤部所属なので、月に2回ほどは当直業務も行う。


